ベトナムの香水ブランド「Morra Perfume」と香水市場

コラム

ベトナムの香水ブランド「Morra Perfume」は、Trịnh Thương Thươngと他2人によって2019年に創業。国内市場で徐々に人気を博している。Morra Perfumeは、デザイナーズ香水のセグメントに位置づけられ、年間3〜5種類の新しい香りを発表している。現在、31の香水ラインを持つ。原材料はドイツ、フランス、スイスのトップ香料メーカーから輸入し、香水の開発には約6ヶ月かけているという。価格帯は50mlで1,79百万ドン、100mlで2,69百万ドン程度としており、ベトナムの輸入デザイナーズ香水と同等。

売上比率は、オンライン65%、店舗35%。今後5年間で、Morraはベトナムの香水ブランドとしての地位を確立し、Amazonでの販売を拡大する計画を持つ。

 

ベトナムの香水市場は、過去4年間で大きく変化しており、特別な機会だけでなく、日常的に香水を使用する習慣が広まっている。季節やイベントに応じて異なる香水を選ぶことが一般的になり、市場は急速に成長。これは、国際ブランドがベトナムに直営店を設立し、高級ブランドの独占的な輸入代理店が登場することからも明らかだ。Statistaのデータによると、2023年のベトナムの香水市場の売上は1億750万ドル(約2500億ドン)に達し、そのうちベトナムブランドの香水が市場の約10%を占め、年間約4.6%の成長が見込まれている。

市場の成長に伴い、Morraにも競合他社が現れ始めており、ベトナムにはMorraと同じ市場セグメントに位置する5つの香水ブランドがあり、それぞれ独自の香りを作り、ブランド構築に投資している。Morraは、顧客体験とケアに特に焦点を当てており、Thủy Phạm氏は「顧客の良い体験が共有されることが、最も効果的で持続可能なコミュニケーション方法である」と強調。Morraの顧客の50%以上が友人の紹介でブランドを知り、そのうちの20%が6ヶ月以内に3回以上購入しているという。

2019年末にホーチミン市の第10区に最初の店舗をオープンして以来、店舗数を拡大し、2022年初頭には、ホーチミン市とハノイに12店舗を構えたが、このモデルには欠点があったという。Thương氏いわく、「香水ビジネスはF&Bとは異なり、店舗数を増やすことが必ずしも顧客の増加につながるわけではない」とのこと。共同創業者の2人は辞めたが、Thương氏は事業を継続している。

現在、Morraはホーチミン市とハノイの両都市で4店舗を運営。

6Wresearch「ベトナムの香水およびデオドラント市場 2020-2026」レポート

では、ベトナムの香水およびデオドラント市場の成長を予測しており、2020年から2026年の間に年平均成長率(CAGR)4.8%で成長すると見込む。

市場の成長は、可処分所得の増加、高級香水およびデオドラントへの需要の高まり、個人のグルーミング製品に対する意識の向上などを主因とする一方、需要の高まりを阻害する要因として、国内での偽造品の流通が市場成長を妨げるとしている。

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