ベトナムの年金給付額は540万VND(3万円)/月

コラム
White arrow and stocks chart growth up on the background of the flag of Vietnam

ベトナム社会保険年金部門の副部長によれば、年金月額給付額540万VND(約3万円)は、2021年における国民1人当たりの平均月収420万VND(約2.1万円)を上回る、という。

ベトナムでは、270万人が年金を受け取っている一方、年金を受け取れない高齢者も900万人いる。現在の年金受給基準として、20年以上の社会保険料支払いが条件となっており、その条件を満たさない人たちが多いためだ。このような問題に対応するため、労働・傷病兵・社会問題省は社会保険法を変更し、社会保険料の支払条件期間を最低15年、さらには10年に短縮する方向で検討中だという。

ベトナムの定年年齢者(男性60歳、女性55歳)の主要な収入源は、子供たちからの支援で、収入全体の38%がこれに当たる。また、29%は継続労働による対価であり、25%は社会保険等からの収入による。

なお、年金給付額は、インフレ率と経済成長に応じて修正される仕組み。

ベトナム社会保険機関に納付される保険料は、労働者1/3、企業2/3の負担により支払いを規定されているが、算定基準対象項目金額を企業が意図的に抑える給与体系としている、また労働者側もこの社会保険料の多寡が将来の年金受給額を左右することを必ずしも理解していないことから、老後生活に必要な年金額支給のための保険料が確保されていない恐れがある。

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